尼崎双星高校編 2021年度⑤現役カメラマンが動画撮影・編集のワザを伝授

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尼崎双星高校編 2021年度⑤現役カメラマンが動画撮影・編集のワザを伝授

YouTuber(ユーチューバー)の投稿動画を見慣れていて、自分でも動画を撮って見せ合う今どきの高校生。そんな生徒たちへ、プロカメラマンの撮影や編集のコツを教えました。高校生は自分たちのスマホで撮り合い、それぞれ工夫して動画作品をつくる体験をしました。

プロカメラマンが教える動画撮影のコツ

創業時は動画・映像制作がメイン

動画の撮影・編集講座では、弊社社長でカメラマンの畠中が講師を務めました。畠中は学生時代に映画制作を学び、2008年に「エアグラウンド」を創業。行政、企業、教育機関といったさまざまな分野の動画制作を手掛けてきました。今回は培ってきたノウハウを、普段からYouTuber(ユーチューバー)の動画を見慣れていて、自分でも撮って見せ合う「今どきの高校生」に伝えます。

動画撮影のポイント「何をどう撮るか」

動画撮影講座では「カメラの構図や動き」「音声」「演出」「何をどう撮るか」といったポイントを教えました。
高校生たちは、教室内で同級生に「何をしているんですか?」とインタビューをしたり、声をかけて振り向いてもらったりしながら、それぞれ工夫して撮り合います。カメラが被写体へ寄り、引き、ぐるりと回り……。生徒たちの笑い声やパソコンのキーボードを叩く音といった臨場感あふれる音声も収録しました。

動画編集アプリの使い方講座&実践

スマホで動画編集アプリ「VLLO」(ブロ)を使用

動画撮影の次は「編集」です。今回の授業は、VLLO(ブロ)というスマホやタブレットで使う動画編集アプリで行いました。スマホで撮った動画を、パソコンに移すことなくそのままスマホで編集できます。
生徒たちは構成を決めて、ナレーションやテロップ、BGMといった演出を加えたり、場面をガラッと切り替えたり、それぞれ工夫を凝らして30秒~1分程度の動画作品に仕上げました。

高校生の感想

高校生には、いつもと違う撮り方や構成が新鮮に感じられたようです。
「動画の撮り方にもたくさんの名前があって驚きました。途中でいろんなアクションを取り入れることで見ごたえがある動画になったので興奮しました」
「中学1年生のころから友達に誕生日動画などをつくっていたので動画の編集は得意なのですが、構成など気にしたことがなかったので、改めて知ることができてよかったです。動画1本をつくるだけでも思っている何倍ものルールがあって、とても難しいと感じました」とのコメントが聞かれました。

高校生の構図や演出は想像以上

難しいと感じた生徒もいるようですが、できた動画の構図や演出は私たちの想像以上の出来でした。
授業で使うパソコンやロボットのカットを織り交ぜながら、生徒たちがグループでポーズをとったり踊ったり、同級生の名前をテロップで入れて紹介したり。見ていて楽しい作品がたくさん生まれました。「高校生はスマホ動画に慣れているので、演出や構図が上手!テンポが早く独特のリズムが生まれて、インパクトがある」と畠中は絶賛。若いスタッフも「(良い意味で)予想の斜め上を行くクオリティで驚いた」といいます。

番外編】先生も学ぶ動画編集講座

パソコンで動画編集アプリ「DaVinci_Resolve」を使う

動画の撮影・編集に興味があるのは高校生だけではありません。実は先生にも「学びたい」とおっしゃる方が多くいます。
2021年11月に、高校生たちと参加した兵庫県高等学校商業教育協会主催の「総合分野研修会・高校生フェア(商業フェア)」。ここで畠中は研修会に講師として登壇し、さまざまな高校の先生方や生徒が参加する中、動画編集ソフト「DaVinci_Resolve」(ダビンチ・リゾルブ)の使い方を紹介しました。
「DaVinci_Resolve」(ダビンチ・リゾルブ)は、複数台のカメラを切り替えながら編集することができます。以前、高校の先生にビデオ記録撮影の課題をヒアリングしたところ「資料を映すプロジェクターのスクリーンは明るいけれど、その前で発表する生徒の顔が暗くて真っ黒に見える」とのことでした。この課題を解決するためには、被写体になる「スクリーン」と「生徒」をそれぞれ別のカメラで撮影して、カメラを切り替えて編集をすると、どちらも適切な明るさで動画を完成させることができます。
私たちは高校の先生方から生の声を聞き「教育現場ですぐに使えるワザ」のご相談に応じます。

PR動画を制作したい企業が若者に注目

学生が「動画好き」を就職に活かせる可能性も

企業には「若い子に響く採用向け動画や、企業ホームページ、SNSに載せるPR動画をつくりたい」というニーズがあります。情報を得る手段として若者は動画をよく見る上、新型コロナ禍で会社見学が難しいため、企業側はPR動画を会社見学がわりにできればと考えるからです。「PR動画を制作できる若者に入社してほしい」という企業もあるため、動画好きな高校生・大学生にとっては、動画撮影や編集をできることが就職につながるかもしれません。

まとめ

YouTuber(ユーチューバー)の動画を見慣れていて、自分でも動画を撮って見せ合う今どきの高校生。そんな生徒たちへプロカメラマンの撮影や編集のコツを教えました。生徒たちが撮り合い、それぞれ工夫した動画作品には、カメラマンも感心する構図やテンポ良い演出が見られました。高校生にとってもプロの技術は新鮮に感じられたようです。
次回、尼崎双星高校編⑥テーマは「『高校生フェア(商業フェア)』でテストマーケティング体験学習」です。

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